【解決事例１】
夫からいわれのない理由で離婚を請求されたが、浮気性の夫と別れるきっかけと考え、財産分与・慰謝料等で夫から合計約2,000万円を獲得できたケース
 

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【当事務所での対応】
相談者は、夫から突然離婚を求められたために当事務所にご相談に訪れました。
離婚の理由は家事をしないことや金遣いが荒いことなど、身に覚えのないことばかりで、離婚したいために理由をでっちあげているとしか思えないものでした。

相談者の夫は浮気性だったため、浮気相手にそそのかされているのではないかと考え、身辺調査を行ったところ、案の定、夫は浮気をしていました。
相談者も、浮気性の夫に愛想が尽きたため離婚に応じることを決意。
ただし、夫の財産状況を把握しきれていなかったことから、浮気の証拠を握っていることや離婚に応じる意思があることは隠したままで財産の調査と訴訟の準備を進めました。
そして、夫の財産関係を把握した後、離婚と財産分与、慰謝料を求めてこちら側から提訴しました。

夫の財産状況をすべて把握していたこと、浮気の証拠関係も押さえていたことから、約2,000万円の財産分与、慰謝料が認められました。しかし、その後も夫は金銭を支払うどころか隠そうとした素振りがあったことから、事前に給与や退職金を差し押さえ、約2,000万円の財産分与、慰謝料を獲得しました。
 

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【ポイント】
離婚に伴う財産分与を適切に行うためには相手方がどのような資産を持っているかをきちんと把握しなければなりません。しかし、家計を一方が管理している状態だと、給与がいくらあるのか、どの銀行に口座を持っているのかすら把握できません。これらの情報を把握することが適切な財産分与の第一歩になります。
しかし、離婚協議の段階となると、互いに警戒をして資産の情報を隠し始めます。そうなると財産の把握自体が困難となります。専門家でも全財産を把握しようと思ったら大変骨が折れる作業になります。
日常的に家計をどちらか一方に任せるのではなく、一緒に家計を考えることで、財産状況に関する認識のずれもなくなりますし、万が一離婚ということになっても財産を隠されるリスクが減少します。


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