交通事故 解決事例10

原付を運転中に、道路の中心付近を走行していた自転車が急に原付の前で左折して、接触転倒。原付の運転手(依頼者)が右肩を骨折し、自転車の運転手から損害賠償金を獲得したケース

獲得金額160万円



福岡はコンパクトな街であるため、自転車で移動する方が大変多くいらっしゃいます。そしてこれに伴い、最近、自転車での事故が増えています。このケースは自転車の運転手が無傷だったものの、原付の運転手が右肩を骨折するという大けがを負ったもの(肩をボルトで固定するという手術を行いました。)です。

このケースは原付の運転手の方が大きなケガを負ったという珍しい事故です。閑静な住宅街などで道にセンターラインがなく、車両の通行もほとんどないような道路ではよくあると思いますが、このケースにおいて自転車は道路の真ん中付近を走行しておりました。自転車の後方を原付が走行していたのですが、自転車がいきなり左に曲がったために後方の原付がよけきれずに接触し、転倒しました。そのとき当たり所が悪かったのか、原付の運転手は上記の大けがをしてしまったのです。

幸いにも自転車の運転手は「日常生活賠償特約」という損害保険(自動車保険や火災保険に附帯しております。)に加入していたため、賠償金は保険で支払っていただきましたが、もしも保険の特約がなければ160万円という高額な賠償金を支払わなければならない状況でした。(場合によってはお給料などを差し押さえることも検討しておりました。)

自転車であっても、そして、ちょっとした転倒であっても大けがをすることがあり、ともすれば死亡事故も起きています。特に福岡市街地での自転車走行は危険を伴いますので、できる限り日常生活賠償のための保険のご加入をお勧めいたします。ご自宅の火災保険や自動車保険に附帯しているものであれば、年間でもわずかな保険料です。

裁判の傾向として自転車事故であっても大きな責任を負わせるものが増えておりますので、福岡の街を自転車を運転される方は十分にご注意をされてください。


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